これまでの2年間は、新型コロナウイルス感染症対応により、宿泊での修学旅行が中止となりましたが、本年度の修学旅行は、広島をコースに入れ、広島・京都方面への修学旅行となりました。
今回の修学旅行のスローガンは、「平和と歴史を学びにさぁ行くぞ!~仲間とつくるスマイルメモリー~」でした。このスローガンのとおり、多くのことを学び、たくさんの笑顔を持ち帰った修学旅行になりました。
修学旅行の初日(5月27日(金))、新幹線で広島駅に到着後、広島電鉄の路面電車で平和記念公園を訪れました。「原爆の子」像前での平和集会、その後現地ガイドの案内による碑巡り、広島平和記念資料館を見学しました。資料館では涙ぐむ生徒も見られ、戦争の悲惨さを学び、平和への祈りを深めました。
6月1日(水)、広島平和公園被爆樹木「アオギリ二世」を中庭に植えました。3年生全員が見守る中、修学旅行実行委員の手によって、丁寧に植樹しました。古巻中学校の生徒が、平和への願いを大切にもち、このアオギリの生長と共に、大きく成長してほしいと願っています。
被爆アオギリ二世について
昭和20年(1945年)8月6日、爆心地から北東へ約1.3kmにあった旧広島逓信局の中庭で被爆したアオギリは、爆心地側の幹半分が熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続け、焦土の中で青々と芽を吹きました。
その後、被爆アオギリは昭和48年(1973年)に平和記念公園に移植されましたが“平和を愛する心”、“命あるものを大切にする心”を後世に継承するため、この被爆アオギリが実らせた種を発芽させて育て、成長した苗木を「被爆アオギリ二世」と名付けて配付しています。(広島市ホームページより)